回想#1 第23回パイオニア音楽祭 2005年9月10日 at渋谷O-West


 このブログ開設前のYHSの活動も少しずつ紹介しようと思います。
2005年9月にパイオニア音楽祭に参加しました。 パイオニア関係者がいれば参加できる音楽祭で、参加した2005年で23回を数える歴史ある音楽祭でした。 まずは音源を送って審査員が評価し出演バンドを選びます。 その年は応募30バンドの中から10バンドが選ばれ本選に出場しました。 最初の音源審査で、YHSは3位?の得点だったかな。はっきりした順位は忘れてしまいましたが、高得点で本大会に選んでいただきました。 
当時の写真は以下のYHSのHPで見られます。
http://music.geocities.jp/yellowhammerstrings/yhs.html

会場は”渋谷O-WEST”。 プロの音楽家も演奏するライブハウスで、バンド活動をする人なら一度は演奏してみたい?場所らしいです。 確かに音響は最高に良かったですね。 
本選に望んだバンドは、皆、審査を勝ち抜いてきただけあり、すばらしいバンドばかりでしたよ。 演奏の質にも23年の歴史を感じましたね。 
各バンド30分の演奏でしたので本選は6時間ほどあったかな。とても長かった記憶があります。 我々は後半最後から2番目の演奏でした。 実は、YHSの前の演奏は、デスメタルバンド”SEPPUKU"。 アコスティックバンドの前にデスメタル!とは・・・。と思いましたが、YHSの演奏が始まると、会場から”すてき!”とか”いいなぁ!”という女性の声が聞こえてきましたので、悪い順番ではなかったようです。
 ”SEPPUKU"の演奏を次の年にじっくり聞いたのですが、デスメタル!結構格好良いなって思いました。

YHSの演奏の出来はまあまあだったかな。 最後の見せ場「オレンジブラッサム」のバンジョーソロで思いがけないアクシデントが!! 順調にアドリブ演奏をしていた中、突然今まで聴いたことの無いバンジョーソロが聞こえてきました。 今日の達也君のバンジョーは、想像を絶するソロだなと思っていましたが、ちょっと様子がおかしい感じ。 つなぎのフレーズを何とか弾いて次のテーマに繋げると急に”ダメ”のサインを出しながらマイクから離れて行くのが見えました。 後で聞いてみると、演奏中に弦を固定するブリッジ(サドル?!)が折れたそうで・・・。 音にこだわるあまり、ブリッジを薄く削っていたことが原因だったようです。 ブリッジが折れて音階にならない状態で、つなぎのフレーズを弾いたのは奇跡、いや天才バンジョープレイヤー桑原達也ならではの、技術かもしれませんね。 その後もうまくフィドルマンドリンがフォローをして演奏は完了。 何よりもアクシデントも普通に対処できるだけにバンドが成長をしていることが嬉しかったステージでした。

結果は、YHSは惜しくもグランプリを逃しましたが、ベストサウンド賞を獲得。 最後のアクシデントがなければ”グランプリ”を取れたかなぁ。 マンドリンの田中君は、多くのすばらしいプレイヤーを押しのけて、ベストプレイヤー賞を獲得しました。 全部で5つの賞のうちYHSで2ついただけたので満足の音楽祭でした。 
なかなか忙しくその後はパイオニア音楽祭に参加できませんが、その内リベンジでグランプリを狙いたいですね。

ポップスあり、ジャズあり、ロックありの音楽異種格闘技戦。 とても楽しく良い経験でした。
当時の写真を添付します。