シアトル#1

 アレンタウンの話題から少し気分を変えて我々の大好きな街シアトルについて少し書きましょう。 初めて私がシアトルを訪れたのは、17年ほど前、ちょうど湾岸戦争の時期でした。 毎日TVでは「我々は正義のために戦っている!」という内容のCMや応援歌が流れる一方、街には戦争反対のデモがあったり。 日本人は渡航を控える時期でしたが、高校の友人が二人シアトルに留学していたこともあり、特に気にせず一人航空チケットを片手に2週間ほどシアトルに滞在しました。 それも往復ビジネスクラスです(母がJALに勤めていたもので!、ここだけの話ですが、家族チケットなので航空運賃は無料でした・・・、内緒ですよ。)
 当時はまだ日本ではシアトルの認識は薄く、ガイドブックにもほとんど載っていなかったですね。 マリナーズもめちゃくちゃ弱かったし。 
 そのころといえば、マライヤキャリーの”ヒーロー”がヒットして、シアトル出身のサックス奏者、ケニーGが売れ出した時でした。 大好きなブルースリーもシアトル出身だということを当時始めて知りました。
 二度目に訪れたのは、11年前の新婚旅行。 ロス、サンフランシスコ、ラスベガス、シアトルを周る2週間の旅でした。 そのときは、映画”ツインピークス”が流行っていた時期で、その舞台になったスノコーミというシアトルダウンタウンから東へ車で40分ほどいった街周辺を散策しました。 まだそのころも、シアトルの日本語ガイドブックは充実していませんので、その5年前にこの街にスキーをしに訪れた記憶を頼りに車で行って見ました。  スノコーミの滝、サリッシュロッジは初めて訪れた時と変わらず静かなたたずまいで、映画そのままでしたね。 この滝は地元の電力会社「ピュージェットパワー?(だったかな)」の水力発電になっていたと思います。 ”ピュージェット”とはシアトルが面する湾の名前です。映画に出てきた”あま〜い”チェリーパイも食べましたよ。 店員の女性がすごくサービスが良く、何枚も写真を撮ってくれました。 デジカメが無い時代の写真なのでその内スキャンしますね。 まだ日本人の観光客も少なく、エリオットベイのお店では、「日本語のキャッシュカードは初めて見たわ!」と言っている店員も居ましたよ。 そうそうサリッシュロッジのお土産屋さんはまだクレジットカードがオンライン化されていなくて、エンボスをスキャンして記録していました。 あんな風にクレジットカードを使うのを始めてみました。 とても寒い日だった記憶があります。
 三度目に訪れたのは2001年。 就職活動で訪れたのですが、数年で人口も2倍以上になったそうで、昔のシアトルに比べると車も多く、のんびりとして生活しやすい街の印象は薄れてました。 イチロー選手も活躍した年なので日本人観光客もかなり増えてました。 
 3度目のシアトル訪問でやっと、トムハンクスが映画「めぐり逢えたら」の中で、食事をしていた”Athenian Lunch(Inn?)”というダイナーに入ることが出来ました。 この店、定休日があって、訪れるといつも休みだったので。 ”パイクプレイス”と言うマーケット(市場)の中にあるのですが、アレンタウンと違って海産物が豊富で、美味しい魚が手に入るという点では、シアトルは日本人も過ごしやすい街ですね。
写真は1)パイクプレースマーケット、2)マーケットから見たピュージェット湾、3)ダイナー”Athenian Lunch”のフィッシュサンドイッチです。