ギター：Naoki Mitsugi
幼稚園でエレクトーンを始めてからずっと音楽と生活を共にしています。エレクトーンは中学卒業まで約10年間、入学式や卒業式でも弾いていましたよ。 小学校5年生の時に金管楽器バンドに選抜されてトランペットを担当。 当時はラッパを吹くのが楽しくてプロトランペッターにもなりたいと思ったことがあります。 中学でも音楽部の顧問のストーカーのような強い推しで、野球部を途中で辞めて音楽部へ。 結局計5年間トランペットを吹いてました。 TBS子供音楽コンクールの関東大会で、入賞したり（3位だったかな？）、関東の選抜校が集まるトップコンサートなど、結構貴重な経験をしました。 高校では念願の野球に専念しましたので、楽器はたまに弾く程度。 慢性化した突き指で楽器を弾くのも一苦労でしたし、高校1年の時は交代でバッティングキャッチャーをするのですが、当時の金属バットは打撃音が大きく、一日何百球分もの音を聞くうちに、大きな音を聞くと右耳の音が割れるようになってしまいその後大変でした。 大学では、運動・音楽どちらを選ぶかかかなり悩んだのですが、結局は音楽サークルを選びました。 野球のほうも、地元などで5チームくらい入っていましたので、一年のうち10ヶ月、週末は野球三昧でしたけどね。 高校三年間の音楽のブランクで、大学に入った時は楽器が思うように弾けなくなっていたのはショックでした。
大学では、ブルーグラスに専念してバンドを作るんだと意気込んでいたのですが、なんと当時は空前のバンドブーム。 ”イカ天（いかすバンド天国）”などが流行っていて、アコスティックギターを弾く人は珍しかったです。
そんな中で内藤（バンジョー）と田中（マンドリン）と一緒にイエローハンマーストリングス（YHS）を結成しましたが、バンドも数年で活動を休止したので、その後はビートルやイーグルス、PPM、時にはチャゲ＆飛鳥やさだまさしなどのフォークも演奏してました。 学生の頃は野外ステージで一人で1時間のギター弾き語りってのもありましたよ。 7年ほどはほとんどブルーグラスも聞いていませんでしたが、ふとブルーグラスをやりたくなって、90年代後半にメンバーを招集してYHS再結成。 みんな仕事も家庭も忙しく再結成時もそれほど楽ではなかったですね。 ブルーグラスと野球のシーズンはともに夏なので、若いころはどうしても野球に予定が取られて、ブルーグラスはおろそかになってました。
90年代後半になると、いろいろな会社から転職のオファーが来るようになり、2000年、アメリカの通信最大手の研究所に一大決心で転職しました。 ブログの「アメリカ生活」記事はその時の様子を記載したものです。 ノーベル賞受賞者もたくさん輩出している研究所でしたので、周りの同僚はアメリカでも超一流の人ばかりでしたが、日本人の実力は捨てたものではないですよ。 特に能力が足りないと感じることはなかったです。 現地の英語にはやはり苦労しましたが・・。 アメリカで生活を立ち上げるにもほぼ半年かかり、結構大変でしたが、毎日の出来事が新鮮で、今ではすべて楽しい経験だったと感じます。
現地では、沢山のプロブルーグラスミュージシャンや地元のミュージシャンと一緒になりました。 現代文明と離れた生活を送るアーミッシュも沢山いる土地でしたので、アメリカTVドラマ”大草原の小さな家”に出てくるような、いかにも”アメリカ！”という環境の中で、ブルーグラスやフォークミュージックもとても盛んでした。 そのような音楽が生活に密着している感じがありましたね。 ブルーグラスやフォークのジャムやライブ、音楽フェスなども一年中、周辺でたくさん行われていました。
2002年、ITバブル終焉で帰国し、YHSを再々結成。
アメリカ生活で運動不足になっていたため（年を取ったため？！）、帰国後野球で足を怪我したことがきっかけで、その年は野球活動は休止。 暇な時間を音楽に集中することになって、運良くイクスピアリミュージックフェスティバルの選考に合格。 それから勢いに乗って多少注目してもらえるようなバンドにまで成長？しました。 今後もっと精進して、更に飛躍したいと思っています。
バンドでは、メインボーカルを担当。 私の歌を気に入ってくれる方も、多少なり居るようでいつも暖かい言葉をかけていただき大変感謝です。 そういえばアメリカのジャムでも、私の歌の時だけ笑顔になるおじいちゃんが居ました。その人が居る時はいつも”Blueridge Cabin Home"を歌ってあげたのですが・・・。 まだ元気にしてるかなぁ。
写真は左から1）小淵沢の牧場にて、2）学生時代のビートルズバンド、3）学生時代サークル合宿、4）こんとん館ライブ、5）軽井沢フェス、6）アレンタウンフォークソサエティでのジャム、7）イクスピアリ、8）東京ディズニーシーです。
