ベース&ボーカル:Toru Watanuki

yhsdiary2007-01-06

渡貫とは日本大学理・工系アメリカ民謡研究会で一緒になりました。私は大学でブルーグラスをやりたいと思い、このサークルを選んだのですが、当時は空前のバンドブームで、残念ながらアコスティック音楽など見向きもされない時代でした。 渡貫は当時はピアノやキーボードを専門としていましたが、その音楽センスからドラムやギター、ボーカルなど演奏の幅を広げていきました。 大学祭などでは引っ張りだこで、常に十数バンド掛け持ち、同時に何十曲もの演奏をこなしてました。 それなのに一曲一曲しっかりと仕上げてくるのは驚きでしたね。 フォーク、ポップス、ロック、パンクなんでもこなすオールラウンドプレイヤーでした。 渡貫とはビートルズバンドを遊びで作ったのですが、結構楽しくて、大学卒業まで3年間、レパートリーも20曲近くあったのではないでしょうか。
 YHSのベーシストはこれまで彼を含めて3人居ましたが、彼は2代目でかつ再々結成(2002年)で復帰しました。 最初の演奏は、学生の時の小淵沢の牧場でした。私は伝えていたつもりですが、彼の話では何も言わず現地でいきなりステージでベースを弾かされたとのこと。 確かに、現地でコード進行を確認して直ぐ弾いてもらったのは覚えていますが・・。 それも彼のセンスを信頼してのことだったと思います。 そうそう、ベースを弾いたのは彼にとってその日が確かに生まれて初めてだったようです。
 三代目ベーシスト千野君が都合で抜けたため、浜松から戻った渡貫がベースに復活しました。 彼のリズム感と乗りは抜きに出るものがあり、その後のYHS躍進の原動力になっています。お世話になっている水道橋の楽器店オンザボーダー店長でプロミュージシャンの北農さんからもお墨付きを頂くベーシストです。 
 ブルーグラスは、早い音楽なので、音の返しがしっかりしているステージで無いとリズムキープが難しいのですが、渡貫はどんな環境でも顔色を変えず、演奏するので、メンバーも安心感があります。 後で本人に聞いてみると、全く音が聞こえなかったので、雰囲気と勘で弾いていたというのですが・・・。 まさにバンドの精神的な柱ですね。
 高校までは水泳部員で、彼の体力とタフさには私も驚きます。

2008年からはボーカルも担当! 綺麗な歌声は幅広い年代から大人気です!!
 写真は左から、1)ビートルズバンド(ドラムの陰に隠れていますが渡貫です)、2、3)軽井沢フェス、4)イクスピアリ、5)東京ディズニーシー、です。ベースはどうしても立ち位置が後ろになりやすいので、良い写真を選ぶのも苦労します。