バンジョー:Tatsuya Kuwahara

yhsdiary2006-12-31

 2002年、私がアメリカから戻って最初に参加した軽井沢でのブルーグラスフェスで、天才バンジョープレーヤー桑原達也と会いました。 当時、彼は15歳(?)だったと思います。 バンジョーを始めて3ヶ月というのに、既にステージで普通に演奏している姿は驚きでした。
 その後、毎月第二水曜日の原宿こんとん館定例ライブで偶然一緒になり、内藤がバンジョーに転向してから、バンジョーが居なかったYHSのメンバーに!。 初めはこんとん館ライブのみの参加でしたが、イクスピアリオーディションに合格したのをきっかけにYHSレギュラーメンバーとなりました。(そういえば、イクスピアリのミュージックフェスティバルには、バンジョーなしのデモ演奏で通ったことを思い出しました。) 昔、彼のバンジョーのボディーには油性ペンでNGワードがいくつか書いてあって、イクスピアリ出演をきっかけに消したんですよね。 それともボディーを張り替えたんだったかなぁ。(もしかしてトレードマークの黒いピックガードの下にはまだNGワードが隠されているのかも・・・。)
 言うまでも無く、達也君のバンジョーが加わってからYHS音楽の幅が広がり、その後、想像以上の快進撃が始まったのは事実です。 当初かなりやんちゃなバンジョーでしたが、ステージを積むごとにどんどん周りの音と調和することを覚えて、今ではYHSの中心プレーヤーです。 彼は演出の才能もあって、考えた企画はすべてステージで大成功ですよ。
 何よりも彼の音楽の才能には驚きます。 ギターはバンジョー以上の技術を持っています。 彼の話では、すべて聞くだけでいとも簡単に演奏が出来るそうです。 バンジョーやギターは、習ったことも教則本を読んだことも無いと言うのだからさらに驚き。 たくさんのフレーズが次から次へと出てくるところは、やはり”天才”ですね。 最近は、ドラムやマンドリンも演奏しているそうです。 味のあるボーカルも彼の魅力です。 2007年はたくさん歌ってもらいたいですね。
 高校生のころはよくピアノを習いに行ってたのを覚えていたので、本人に確認してみたところ、5歳の頃から10年ほど続けていたようです。 自由なピアノレッスンだったので、「僕は楽譜は全く読めないですよ!」と以前本人が言ってましたが、それは謙遜でしょうね。 楽譜にはとらわれないピアノレッスンだったことは本当のようなので、その経験が彼の音楽センスを大きく伸ばしのかもしれません。   
 彼はその内、我々から巣立っていって、きっと日本一、世界一のすばらしいミュージシャンになるんでしょうね。 応援してますよ。 有名になってからも、たまには一緒に演奏してくださいね。
 音楽のほかにも、野球大好き人間です。 中学生のころは野球部のキャプテンだったとか。 今でも地元で野球をやっているそうです。 世代が違うのになぜか、「巨人の星」や「ドカベン」の話題で一緒に盛り上げれます。 むしろ私より詳しかったりします。 本人曰く、通常は家に引きこもって部屋で本を読んでいるとのこと。 そういえば歴史も大好きで、本をたくさん読んでましたね。
 写真は左から1)16歳のころのこんとん館ライブ、2,3)軽井沢フェス(2003〜2004年ころ)、4)イクスピアリゴディバ前(2004〜2005年)、5)東京ディズニーシーステージ(2006年)での写真です。 年々格好良くなっていくのがわかりますね。 YHSのビジュアル担当ですからね。