ゲティスバーグ(Gettysburg)のブルーグラスフェス

yhsdiary2006-09-30

 アレンタウンから西へ車で2時間のところにペンシルバニアの州都ハリスバーグがあります。 その南1時間のところに3日間で5万人(?)が戦死したという南北戦争の激戦地、ゲティスバーグがあり、毎年2回そこでブルーグラスフェスが開かれています。
 リッキースキャッグス、デルマッカリー、ロンダビンセント、チャーリーウォーラー、ブルーハイウェイなど多くの有名プレーヤーが数日間に渡って演奏を行う私にとっては夢のようなフェスでした。 リッキーだけタイミングが合わず聞くことが出来なかったのが残念です。
 チャーリー・ウォーラーの無地の真っ白なバスはとても印象的でした。 私が行くフェスではいつもチャーリーは遅刻常習犯でした。 その穴埋めはなぜかいつもロンサムリバーバンド。 チャーリーのバスと街で併走したり、近くのスーパーWeis(ワイズ)では、マーサ・ホワイトのロゴが入ったロンダ・ビンセントのバスと一緒になったり、フェス会場の外でも楽しめた覚えがあります。 チャーリーはその後、残念ながら亡くなってしまいましたが・・・。
 ゲティスバークは小さなとても雰囲気の良い街です。 夏場は真っ黒な馬車が街の中を走り回るゴーストツアーが大人気! 霊感が強い人には落ち着かない街かも知れませんね。
 ロンダ・ビンセントは、日本人とそれほど体格も変わらない、とてもキュートで綺麗な女性でした。 これだけのスターが小さな体で、暑い中2時間近く立ちっぱなしで、ファンにサインを書いたり一緒に写真を撮っている姿にはとても感動しました。
 日本のフェスは、リスナーよりもプレイヤーがどうしても多くなってしまいますが、アメリカのフェス(そんなにたくさんのフェスを私も見たわけではありませんが)では、ほとんどがコンサートを見に行く感覚のリスナーです。 ステージの盛り上がりには鳥肌が立ちます。 如何にも近所からそのままやってきた雰囲気のオーバーオールに長靴をはいた、古い映画の中でしか見ないようなおじさんもいて、アメリカの田舎町って感じでしたね。 夜の写真のバンドがデルマッカリーバンドのその日2回目のステージです。 ここでデルが弾いているマーティンD-28がこのフェスの最後に抽選で観客へのプレゼントになりました。 
 首都ワシントンDCからも車で2時間程度なのにこの田舎具合は、広大な国アメリカならではです。 ワシントンDC、NYC方面へ行かれた方は是非ゲティスバーグのフェスに行ってみてください。 春のフェスはは5月後半、夏は8月後半でちょうど日本の箱根フェスと重なっていたかと思います。
http://gettysburgbluegrass.com/