その4 

yhsdiary2006-09-12

21世紀の大きな転機としてアメリカの企業へ転職しました。 NYCから真西に車で1.5時間、フィラデルフィアから真北に1時間のところにあるペンシルバニア州アレンタウンという街で生活することになりました。 マーティンの工場があるナザレスまでも車で40分。周りにはアーミッシュと呼ばれる、宗教的な理由で文明を使わない生活を送っている人たちがいて、移動には馬車や自転車を使い、馬や牛で畑を耕すという光景はブルーグラス音楽にはぴったりの環境でした。
ブルーグラス音楽も盛んで、バンジョープレーヤー,トニー・トレシュカが隣の公園に来たり、近くのLyonという町ではフィドルコンテストやブルーグラスフェスがあったり、隣町のKuztownの楽器屋さんでは毎週ジャムセッションがあるなどブルーグラスを行うにはとても恵まれた環境でした。 教会では、毎週のようにコンサートが開かれ、近くの知り合いの農場のコテージで演奏会があるときには何度か飛び入りで演奏もしたことがあります。
 2時間ほど車で西へ行くとゲティスバークという南北戦争リンカーンが有名な演説を行った場所があり、毎年2回そこでブルーグラスフェスティバルが行われています。
それほど歴史が長いフェスではないそうですが、デルマッカリーバンド、リッキースキャッグス、ロンダビンセント、ブルーハイウェイ、チャーリーウォーラー&カントリージェントルマン、ラルフスタンレーなどがやってくる夢のようなフェスです。 デルマッカリーが持っていた真っ白なカールトンケースをみて、帰国後私も購入してしまいました。