ソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)


アメリカで生活するのにまず必要になるのはソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)です。 いろいろと裏技もあるようですが、SSNがないと、基本的に銀行口座、免許など生活を行う準備が始まりません。極端に言えば、アメリカで生活する”人”として認められないということです。 昔は比較的容易にSSNは取れたようですが、2001年の段階ですでに、アメリカで働く外国人の配偶者や学生でさえ、SSNを取得するのが制限される次第でした。 その場合は、税金を支払う時に支払い証明として発行されるタックスペイヤーIDがSSNの代わりのID番号として免許取得などに利用出来るようです。 アメリカの事務手続きは、とてもいい加減なことが多く、対応した人によっては、すぐIDなどが発行される場合もあるし、逆に半年待っても連絡が無いこともあります。 以前書いたかも知れませんが、電話で問い合わせをすると、1時間、2時間保留状態で待たされることも普通にあります。 日本人が初めて生活をする場合は、こちらも必死ですので、1時間くらいはそのまま待ちましたね。 特に私達は、直接アメリカの会社に渡って自分達で生活を始めたので、会社のサポートはほとんど期待できなかったこともあり、周囲から情報を集めて一つ一つ自分達で解決しました。 まともに生活が出来るまで半年かかりましたが、苦労した分とても良い経験になりました。
 その後テロ事件もありましたので、SSNは更に取得が難しくなったような話も聞きます。
 SSNはその後の生活の手続きほぼすべてで必要になり常に確認されます。 携帯電話の契約、CATV、家庭電話、電気、車の購入など・・・。 SSNはアメリカのクレジットヒストリー(支払い履歴)や年金にも反映される番号です。 この番号を悪用されてペナルティーがあると、それも履歴に残って、ローンが出来なくなったり、信用を失った例も実際に聞きました。 定期的にSSNの履歴をチェックする事が必要のようです。
 我々も久しぶりに調べないといけませんね。 次にアメリカで生活するときに生活準備に困難をきたすこともありますのでね。 上の写真は、SSNです。 写真の状態で郵送されてきます。 青い部分を切り取ってSSNカードとして保管します。 コレだけ重要なカードなのに、意外と届くと普通の紙で出来ていて驚きますね。
当時アレンタウンでは、リーハイバレー病院(LVH)の向かい側に、SSN取得のオフィスがありました。 
家内のタックスペイヤーIDは隣町のベスレヘムダウンタウンのオフィスで申請した覚えがあります。 どちらも平日しかやっていなかったので、会社を休んで行った記憶がありますね。