ソファーベット


 アメリカに到着して、まずソファーベットを購入することにしました。 日本では背もたれが倒れてそのままシングルベットになるものが通常ですが、アメリカにはソファーの座面をはずして、中からベットを出してソファーの前面にベットが出来上がる「Sleeper(スリーパー)」と呼ばれるソファーベットがあります。 アメリカのホテルではExtra bedとしてこのタイプのものが備えてあるところがよくありました。 
 ソファーを買うなら、来客があったときにベットとしても使えるように、スリーパーが是非ほしいと思い、アレンタウン周辺をいろいろと見て回りました。
 まず、立派な家具屋さんを訪ねたのですが、やたらと高いソファーばかりでスリーパーに該当するものは見つかりませんでした。 どこに売っているのかなと思い数週間過ぎたあるとき、アレンタウン国際空港(ABE空港)の近くに”Unclamed freight(送料無請求?の意味かな)”という名前のWholesale(卸売り)タイプの大きな家具屋さんを見つけて訪ねてみると、安い家具がたくさん揃っていました。 そこで見つけたスリーパーが写真の緑のソファーです。 座面からベットを引き出すとクイーンサイズのベットに早変わり。 $399とめちゃくちゃ安かったのですが、ソファーとしても、ベットとしても十分使えました。 帰国時に日本へ持って帰りたかったのですが、船便は、荷物運賃が重量ではなく容積で決まるので、場所をとるソファーは泣く泣く売ることにしました。 よく考えると、日本に持ち込んでも置く場所も無かったのですが・・・。
 お気に入りのソファーだったので、ここで本を読んだり、TVを見たり、昼寝をするのがとても心地よかったです。 
 アメリカで家具を買うときの注意は、家具がとても大きい割りに、住宅の玄関や窓の間口がそれほど大きくないので、部屋に運び込めるかどうかを事前に確認することです。 家具屋さんにはよく、「家具が運び込めなければ、庭にでも置きましょうか?!」というような掲示がされています。 実際、このソファーも、写真中のソファーの右にある白いドアの玄関から運び入れたのですが、搬入ギリギリのサイズでした。めちゃくちゃ大きなデリバリーの人が軽々と運び入れてくれました。 
もう一点注意ですが、アメリカで荷物を運んでくれる人などは、ほとんど土足で部屋に入ります。 日本人の家庭が土足厳禁とわかっていても普通に入ってきます。 特に悪気があるわけではなく、単なる習慣の違いです。 気にして玄関で靴の泥は落としてくれますけどね。 無理やり靴を脱がそうとしてトラブルになった話も聞きますので、その辺は、フレキシブルに対応が必要ですね。
ちなみに日本でソファーベットと呼ぶ背もたれが倒れてベットになるものは、現地では”Futon(フートン)”と呼ばれ 家具屋ではなく、寝具屋さんで売ってます。 日本とは違いベッドは、家具屋でなく、寝具専門店で売られていました。 これも文化の違いでしょうか。