セルフガススタンド

yhsdiary2007-04-06

 日本でもこの数年でかなりセルフのガソリンスタンドが増えましたが、アメリカでは20年ほど前から導入されていて、今ではほとんどセルフスタンドになっています(さらに田舎の町は知りませんが・・)
17年ほど前シアトルを訪れたときは、セルフもまだローテクの時代で、ポンプを指定して、前払いでお金をカウンターで渡し、給油後におつりをもらうシステムでした(11年前の新婚旅行のときもまだそうだったかもしれません)。 前払いの金額に達するとポンプは自動的に停止します。 2001年ころでも、ペンシルバニアの田舎町でこのようなシステムのガソリンスタンドが残っているのを1度だけ見ました。 アメリカの友人の話では、ちょうど17、8年前ころがガソリンスタンドの過渡期で、フルサービスからセルフになる、今の日本と同じ時期だったようです。 当時はまだ有鉛ガソリンが売られていて、有鉛(Leaded)、無鉛(Unleaded)、ハイオク(Super unleaded)の三種類のガソリンラインナップだったのを覚えています。 
2001年ころのアレンタウンでは、無鉛、Plus、Premiumの3種類で、当時の値段は1〜1.3ドル/1ガロン程度。 あまり値段の差も無かったので通常は”Plus”を入れてました。(ガソリンの種類はもしかしたらアメリカの東と西で違うかもしれませんが・・・。)

今では、給油機に直接クレジットカードを読ませて、その場でガソリンのチャージが出来るシステムがほとんどですが、なぜかアメリカ人はカウンターで払う人も多かったです。 スタンドとコンビニが一緒になっているところが多いので、買い物ついでと言う人もたくさん居ました。 
アレンタウンでは”WAWA”というスタンドのガソリンが安く、そこで売られているコーヒーやサンドイッチ、ベーグルが安くて美味しかったので、出かける前には一度スタンドに寄ってからということもよくありました。   
先日留学していた妹に聞いた話では、日本のクレジットカードは、スキャン方向が逆で、給油機で自動支払いが出来なかったということでした。 アメリカと日本のカードを実際に比べてみたところ確かにスキャン方向が逆でした。 アメリカで日本のクレジットカードでのガソリンを自動支払いする場合は要注意です。 もしかしたら裏技があるのかも知れませんが・・。 セルフのポンプと一緒に、フルサービスのポンプも隣接されているガソリンスタンドもありますのでわからなければフルサービスを使うのも良いでしょう。 
ガソリンスタンドといえば、ハリウッドのちょっと治安が悪そうなところで、店員と思って話しかけたらホームレスのおじさんだったということがありました。 「カウンターはあっち」と親切に教えてくれましたが、鉄格子でカウンターが囲まれていて明らかに治安の悪さを露呈していました。 映画の都と言われるハリウッドも、チャイニーズシアター付近以外は治安が悪いらしいので初めて訪れる場合は要注意です。 
そういえば、日本でセルフが出始めたころ、冬の静電気で給油中の引火が頻発し問題になりました。 TVでは「日本の冬は乾燥しているのが原因です」とよく言ってましたが、アメリカの冬の方が全然乾燥してますよね。 私は渡米直後、乾燥でのどを痛め、帰国するころにはドライアイになってしまったほどです。 日本に戻って半年でドライアイは治りましたが・・。 アメリカの車の給油口には内側に弁が付いています。 まずガソリンの匂いはしません(車やメーカによっても違うと思いますが、スバルはそうなっていました)。 セルフで給油するための構造になっているため、静電気での気化ガソリンへの引火が日本ほど起こらないと思います。 日本とはセルフ給油の歴史が違うので、アメリカでは既に対策されているということですね。
結構日本で”常識”と思われることが実は”とても非常識”だったり、日本で思っているほどアメリカは日本を意識していないことや、日本でのTV報道とアメリカの報道に大きなギャップがあることも後々記載していきたいと思います。