SUBARU Outback Sports

yhsdiary2007-02-01

アメリカ生活で購入した車がスバルの"アウトバックスポーツ"という2.2リッターのAWD(日本で言う4WD)の車でした。 アウトバックという車種は今では日本のレガシーのオフロード仕様車の名前ですが、当時日本ではランカスターとかグランドワゴンと呼ばれていましたよね。 インプレッサーサイズでオフロード仕様のものに「スポーツ」という名称がついていました。 日本ではそれまでレガシーに乗っていたこともあって、アメリカでもスバル車を購入することにしました。 日本に比べて気象条件や道路環境が厳しいアメリカではスバル車は大人気でした。 
 我々が購入したアウトバックスポーツは、新車で1万9000ドル程度。すべて込みの金額なので日本人にとってはかなり割安に感じました。 半分はローンで支払いをしようと思ったのですが、外国人がアメリカで生活を始める場合、クレジットヒストリー(ローン支払いなどお金の支払いに関する履歴)が無いため、支払い能力の信頼が得られず、容易にローンを組むことも出来ません。 昔は「ベル研究所に勤めている」と言えば、いくらでも信用があったそうなのですが、現在は、レイオフ(解雇)が頻繁にあり得る時代なので、特例も無くなったと銀行の担当は言ってました。
 そこで、我々はファーストコモンウェルスという(日本で言う「共済」のようなところかな?)支店は少ないのですが銀行業務も行っているところでローンをして車を購入しました。 ”Becker-SUBARU”という地元でも優良のディーラーがあり、車の購入もほとんど苦労はしませんでした。 親切でサービスもかなり行き届いていましたよ。
 アレンタウン周辺では(アメリカ全体に言えるかな)一般道でも100kmh近い速度で走行しますし、高速道路の加速レーンも短いところが多いので、日本の車より加速が良くチューンされています(高速の合流で一時停止のサインがあるところもたくさんありますので注意です)。 オートクルーズ機能は標準装備なので、遠出の際は、高速道路では55〜65mph程度に設定して快適に運転できます。スピードオーバーをすると容易につかまりますのでこちらも注意です。  
 1年で2万キロ以上走行しましたが、1万5000ドルで買い取ってくれました。 ナンバーはその場でもらえるので、今は部屋の壁に記念として飾ってあります。 かなり乗り心地も良い車だったので、売るときは私も家内も少し寂しい気分でしたね。
 アメリカには、アウトバックのセダンもあり、日本のレガシーより二周りくらい大きかったように感じました。 2002年ころアウトバックのピックアップタイプがアメリカで売り出されて、日本でも発売しないのかなぁと思っていたのですが、今日、近所に赤とグレーのツートンカラーのピックアップタイプのアウトバックが停まっているのを見ました。 日本でも売り出したのでしょうか。 アメリカで見たものより少し小さめに見えたのは、錯覚なのか、やはり日本仕様は小さいのか・・。
写真は、我々の乗っていたスバルアウトバックスポーツです。 リアの窓に白い紙が貼ってあるのが写真で見えるかと思いますが、車の登録申請中なので、申請許可のシールが来るまでは、仮の白い紙を貼っておかなくてはなりませんでした。 そんなテンポラリーな紙を貼るだけで、堂々と車に乗れるのも自動車社会のアメリカならではですね。登録のシールは一年ごとに更新でした。 申請のたびに簡単な車検が義務付けられていた気がします。 日本の車検ほど大げさなものではありませんけどね。