アパートメントinアレンタウン

アパートメント

まず住まいを探す時に、現地のリアルター(日本の不動産屋さんかな)に4件ほど物件を見せてもらいまいた。 アメリカの住宅バブルの時代だったので、どの家も内装が真っ白でお城のような造り。 プールとジムがすべて設置されていて自由に使えます。 夢のような気分でした。 ほとんどが新築のアパートでしたが、どこからも買い物に行くには車が必要。 いろいろ吟味してアレンタウンの西の端にあるトッレクスラーというアパートに決めました。 トッレクスラーというのはこの周辺の開拓者の名前です。 築は古いのですがブリック壁のしっかりしたアパートでした。 2ベットルームとリビング、ダイニング、キッチン、トイレ2つと風呂、ウォークインクロゼットが二つ。冷蔵庫、洗濯乾燥機、オーブンが付いて、水道代込みで月家賃が945ドル。 もちろん駐車場は無料。 日本で言えば格安ですね。でもこの周辺では高い方でした。住んでいる人もそれなりに収入のある人ばかりでしたしね。 アメリカでは住居の値段はそのまま治安に直結すると考えてよいです。 
 リビングとダイニングだけで十分生活できる大きさでした。 床一面に白い絨毯が敷かれており、リビングでゴルフのロングパットの練習が出来ましたよ。NYCから来た引越し屋さんがあまりの広さに驚いたほどです。
 西隣にちょっとハイセンスなスーパー”Wegmans”があり、隣と言っても歩いて15分かかりますが徒歩で買い物も出来ました。 東隣にはトレックスラーパークという150エーカーの大きな公園があり、夏場はたくさんの蛍が見られます。 蛍のシーズンは長く、6月から9月くらいまで見られました。 さらにゴルフ場も北側に隣接されていて歩いてコースや練習場に行けます。1ラウンド2000円くらいだったようですが、残念ながらコースに出るチャンスがありませんでした。 練習場は何度も行きましたよ。練習場は日本よりちょっと高めかなぁ。ボール20個のかごで400円位だったかな。 私も二十歳ころプロゴルファーになろうかなとちょっと色気づいたことがありまして、アメリカ人に混じってもドライバーの飛距離は一番出てましたね。
 アパートと言っても敷地は広く端から端まで300mくらいの広さがありました。 治安がとても良く、当時は家や車に鍵をかけない人も結構居ましたね。 お城のような真新しい家にも住みたかったのですが、今思うと、少し古めのアパートでしたが環境に恵まれていて、アパートの選択は成功でした。 毎日ベランダにはリスがやってきます。 真っ赤なカージナルなどの珍しい鳥もたまに現れます。 時間がゆっくり流れて日本で感じる時間の2倍以上の長さに感じました。 
 仕事は通常夕方6時くらいには終わって6時半には家に着くので、夕食を食べてからのんびり公園を歩くのが日課でした。 夏場はDay-Light-Saving(日本で言うサマータイム)なので夜9時ころまで明るく、夕食後地図で気になったところまでドライブに良く行きました。 当時のガソリンはハイオクでも1ガロン(約4リットル)で1ドル程度。 日本人にとってはとても安く感じます。
のんびりとして平和な大変恵まれた環境でした。
最初の写真はアパート。次の二枚の写真が隣の公園です。 公園には100年以上前に建てられたログキャビンが残っています。